大判プリンター入れ替え

昨年(2023年)の事ですが、弊社の屋内用大判プリンターを新機種に入れ替えました。

長年使ったHP社製 大判プリンター。気づいたらなんと22年使用。

今を遡る事、2002年、当時どうしても表現したいイメージがその時使用していた機器(1号機)ではスペック的に無理で後先考えず、急遽入れ替えたHP社製水性染料インク6色機。

導入直後、業務用インクジェットは染料インクから顔料インクの時代へ。

ちなみに1号機はキムタクの等身大コピーで当時話題になったSCREEN社製 AZERO plus(アゼロ) 。

大袈裟でなくバスタブよりデカいフラットベットスキャナーは保守契約が切れてただの粗大ゴミと化した。当然採算なんてまったく取れず、そのくせ処分費もたんまりかかっていいことなし笑

その点、2号機は保守契約が切れても保守パーツは容易に入手出来、何よりスポット保守をお願いできる有能な民間業者様と知り合えた事で驚くほど長寿機となった。

それでも老朽化によるトラブルが増え、今まで何度となく入れ替えを検討したものの染料インクの機種は既に絶滅。顔料インク機では期待通りの発色が出ず。。。益々染料インク機は貴重な存在に。

ところがここにきて遂にメーカーからのパーツ供給が終了、入れ替えを余儀無くされる事に。。

各メーカーさまのショールームへいそいそと通い、発色のテストを行ってみて感じたのが、今や水性顔料インク機も特色インクで苦手な色を補う事でとても鮮やかな発色を実現しており、もはや水性染料機に勝るとも劣らない様子。それどころか機種によっては蛍光インクを搭載するなど高付加価値モデルも。

検討を重ねた結果、最終的にCanon製10色+蛍光インクモデルをONIX社製導入に至りました。

導入後、耐紫外線性・耐水性など色々なテストを行っておりますが、水性とはいえさすがは顔料インク、非常に耐候性が高くラミネート加工を施せば、南向きの壁面等でも半年〜1年ぐらいは全然へっちゃら。

なんでもかんでも屋外なら溶剤機、という概念もそろそろ変えても良いのかもしれないと思う今日此の頃。

ピンクからオレンジPANTONE FORMULA GUIDE Solid Coatedも99%カバーしており、最近美術館掲示物の製作も増えてきた弊社にとってはとても強力な戦力となります。

名刺、封筒、各種印刷物、のぼり、ステッカー、展示パネル、カッティングシート〜屋外看板まで。こだわりのデザインをリーズナブルに。

デザインから製作までワンストップサービスのトライアーツです。

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